田んぼへ散歩に出かけます。田植えが終わり、田んぼや水路は澄んだ水でいっぱい。足をすべらせないようにそうっとのぞくと、しっぽをフリフリ泳ぐオタマジャクシがいっぱいいました。
水の中をのぞきこんでいた一人が、突然大きな声で言いました。「カタツムリだぁ。」
「カタツムリが泳いどる!」その声に驚き集まった子ども達も「本当だぁ」 「水の中、歩いとるぞ〜。」 「ぼくらぁ来たで急いで逃げたんちゃぁう。」と大騒ぎになりました。どれどれよく見ると、確かに水の中で生き物が動いています。でもそれは、カタツムリではなく、タニシでした。「それはタニシって言うんで。」というと、「ふ〜ん」と納得がいかないような返事が返ってきました。
「コウノトリはこのタニシを食べにくるんだよ。」と言うと、「コウノトリの好きな食べ物か。」 「じゃあ、コウノトリにあげるわ。」とタニシをそっと水の中へ返してあげました。シロツメクサを摘んだり、空を飛ぶコウノトリに呼びかけたりと、田んぼならではの体験に、胸はワクワク、お腹はペコペコ。コウノトリを育む田んぼは、子ども達をもしっかりと育んでくれています。 |